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埋め込み散水栓から立水栓への改修工事|水回りリフォームのことなら大阪府豊中市の豊設備工業へ

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施工事例

施工事例

2017/06/13
水栓・蛇口

埋め込み散水栓から立水栓への改修工事

今回大阪市H様邸にて埋め込み式散水栓から立水栓への改修工事を行わせていただきました。
大きなワンちゃんが居る為、使用頻度の高い散水栓を使い勝手の良い立水栓と2口水栓に取り替えたいとのご要望でした。
今回メールで添付頂いた写真を元にお見積させて頂きました。
一般的な立水栓(コン柱)は60~70mm角のプラスチック製品が主流ですが、今回少し割高になりますが、見た目と耐久性の観点からアルミ製の立水栓をご提案させて頂きました。
因みに立水栓は水道屋ではコン柱と呼びます。
私も駆け出しの頃は昆虫??ってなんや??と頭がこんがらがりましたが、コンクリートの柱の意ですね^^
コン柱は中に硬質ウレタンが充填されています。
これがコンクリートに近い素材の為、コン柱と呼ばれる訳ですが、実際には数十年前は本当にコンクリートで柱を作り、その中に給水管を埋め込んで立ち上げていたんですね。
話がそれましたが、送って頂いた写真から、基礎と壁の間に数センチの水切り枠が有りましたので、立水栓を3㎝前に出して取り付けるご提案をさせて頂きました。
御見積金額は32,000円(材工共、税込)となりました。
ところが、現場で実際に見てみると、土中に排水管が干渉し、さらには3㎝前に出すと出入りが少ししにくくなる状況でした。
今回使用した立水栓はある程度カットして高さ調節が出来るのですが、これから毎日ずっとお使い頂く事を考えると水切りをカットして、壁に沿わす方が良いのでは。。と現場判断し、お客様にその旨お伝えしました。
ご了承いただいたのは良かったのですが、+3㎝のバンドしか持って行っていなかった為、近くの水道資材店や、ホームセンターに電話をかけまくる事10数件。。。。
どこにも在庫が有りません;つД`)
アルミ製の立水栓は75mm角の為、どこも取り寄せになるとの事でした。
再びお客様に事情を説明し、後日バンドを取り寄せ、お取り付けさせて頂く事になりました。
さあ、本番です。
解体、ハツリ、掘方、配管、仮設置
本来はバンドで立水栓を固定してから配管を行うのですが、今回はそれが出来ない為垂直を意識しながら配管しました。
配管アップ
珍しくHIVP20Aで配管されていたので、13に落として配管を結びます。
マニアックな話になりますが、(既にマニアックなブログになりつつ有ります事は自覚しています(^^;)継手にはインサートVSを使用しています。
これは錆びない金属(砲金)製のネジが使われており、非常に強度と耐久性に優れた継手です。
勿論少し割高になりますが、一水道屋としてここはどうしても譲れません(`・ω・´)
埋め戻し
ある程度元の土と砂を重ねながら埋め戻します。
直接配管にセメントが掛からない様、保温も兼ねてペフ(保温材)を巻きます。
垂直の確認
僅かに右に傾いています。
完全な直角が出ました。
埋め戻し、仕上げ
丁寧に左官し、仕上げです。
前出が抑えられた分、通路の勝手が良くなりました。(当初比)
後日、バンドを取り寄せ本固定させて頂きました。
基礎と壁との間に僅かなアールが生じていた為、立水栓本体と壁との間に1㎝の隙間が出来ていました。
ゴムパッキンの加工、バンド留め
どうしても外部で錆びる可能性が有る為、ユニクロメッキなどのワッシャは使わず、5mmのパッキンを2枚重ね加工し、バンドを取り付けました。
引き渡し
最初の時点でこの形をご提案出来ていればお客様にも2度手間をお掛けすることなく取り付け出来たのは、当店の未熟さの現れです。なので、ご請求金額は勿論御見積通りの32,000円です^^
セメントの色が違うのは大体2年程で馴染んできます。
施工後、大変喜んで頂け、当店も思い出に残る工事となりました。
またのご利用心よりお待ち申し上げております^^/